見積の人件費部分を県別に引き直す早見表(総額100万円・150万円×割合30%・40%・50%)

見積総額のうち、地域ごとの労務単価の差が効くのは人件費の部分だけです。その部分だけを地域係数で全国平均の水準に直した総額を、47都道府県について並べました。人件費が総額の何割かは見積ごとに違うため、30%・40%・50%の3通りを示します。

足場上で住宅の外壁をローラー塗装する作業風景

この早見表の使い方

  1. 手元の見積の総額に近い方の表(100万円または150万円)を選びます。
  2. 見積の総額のうち人件費(職人の手間賃にあたる部分)が何割かを、30%・40%・50%から近いものに決めます。見積書に人件費の欄があれば、その金額を総額で割ると割合が出ます。欄が無い場合は、3通りすべてを見て幅で捉えてください。
  3. お住まいの都道府県の行を読みます。表の金額は、その総額の見積を「人件費の部分だけ全国単純平均の労務単価の水準に直したら総額がいくらになるか」を示します。

引き直しの式は「総額×(1−人件費の割合)+総額×人件費の割合÷地域係数」です。材料費や足場代のように地域係数をかけない部分はそのまま残し、人件費の部分だけを地域係数で割っています。総額の全体を地域係数で割る方法は見積総額の引き直し計算例にあります。金額は1,000円単位に四捨五入しています。

人件費の割合は、国が定めた数字ではなく、読み比べのための仮定です。塗装工事は市場単価方式で積算されるため、作業量の標準歩掛りは公的に存在せず、割合の基準も公表されていません。

総額100万円の見積を引き直した金額(47都道府県)

地域係数が1.000より大きい県では、引き直すと金額が下がります。1.000より小さい県では上がります。

都道府県全国単純平均との差地域係数人件費30%人件費40%人件費50%
北海道-2.1%0.9791,006,000円1,009,000円1,011,000円
青森県-10.9%0.8911,037,000円1,049,000円1,061,000円
岩手県-7.3%0.9271,024,000円1,031,000円1,039,000円
宮城県+8.6%1.086976,000円968,000円960,000円
秋田県-3.8%0.9621,012,000円1,016,000円1,020,000円
山形県+7.0%1.070980,000円974,000円967,000円
福島県+8.3%1.083977,000円969,000円962,000円
茨城県+4.4%1.044987,000円983,000円979,000円
栃木県+12.2%1.122967,000円957,000円946,000円
群馬県-3.8%0.9621,012,000円1,016,000円1,020,000円
埼玉県+12.2%1.122967,000円957,000円946,000円
千葉県+12.8%1.128966,000円955,000円943,000円
東京都+18.7%1.187953,000円937,000円921,000円
神奈川県+18.0%1.180954,000円939,000円924,000円
新潟県+0.8%1.008998,000円997,000円996,000円
富山県+8.9%1.089975,000円967,000円959,000円
石川県+7.3%1.073980,000円973,000円966,000円
福井県-1.5%0.9851,005,000円1,006,000円1,008,000円
山梨県+12.5%1.125967,000円956,000円944,000円
長野県+0.5%1.005999,000円998,000円998,000円
岐阜県+5.0%1.050986,000円981,000円976,000円
静岡県+11.2%1.112970,000円960,000円950,000円
愛知県+9.2%1.092975,000円966,000円958,000円
三重県+6.6%1.066981,000円975,000円969,000円
滋賀県-1.2%0.9881,004,000円1,005,000円1,006,000円
京都府+1.8%1.018995,000円993,000円991,000円
大阪府+5.0%1.050986,000円981,000円976,000円
兵庫県-5.7%0.9431,018,000円1,024,000円1,030,000円
奈良県+4.4%1.044987,000円983,000円979,000円
和歌山県+1.8%1.018995,000円993,000円991,000円
鳥取県-8.6%0.9141,028,000円1,038,000円1,047,000円
島根県-14.8%0.8521,052,000円1,069,000円1,087,000円
岡山県-8.0%0.9201,026,000円1,035,000円1,043,000円
広島県-13.2%0.8681,046,000円1,061,000円1,076,000円
山口県-15.8%0.8421,056,000円1,075,000円1,094,000円
徳島県-11.2%0.8881,038,000円1,050,000円1,063,000円
香川県-10.6%0.8941,036,000円1,047,000円1,059,000円
愛媛県-12.2%0.8781,042,000円1,056,000円1,069,000円
高知県-11.2%0.8881,038,000円1,050,000円1,063,000円
福岡県-5.1%0.9491,016,000円1,021,000円1,027,000円
佐賀県-1.8%0.9821,005,000円1,007,000円1,009,000円
長崎県-2.8%0.9721,009,000円1,012,000円1,014,000円
熊本県-4.7%0.9531,015,000円1,020,000円1,025,000円
大分県-7.3%0.9271,024,000円1,031,000円1,039,000円
宮崎県-5.7%0.9431,018,000円1,024,000円1,030,000円
鹿児島県-4.1%0.9591,013,000円1,017,000円1,021,000円
沖縄県-3.1%0.9691,010,000円1,013,000円1,016,000円

総額150万円の見積を引き直した金額(47都道府県)

都道府県全国単純平均との差地域係数人件費30%人件費40%人件費50%
北海道-2.1%0.9791,510,000円1,513,000円1,516,000円
青森県-10.9%0.8911,555,000円1,573,000円1,592,000円
岩手県-7.3%0.9271,535,000円1,547,000円1,559,000円
宮城県+8.6%1.0861,464,000円1,452,000円1,441,000円
秋田県-3.8%0.9621,518,000円1,524,000円1,530,000円
山形県+7.0%1.0701,471,000円1,461,000円1,451,000円
福島県+8.3%1.0831,466,000円1,454,000円1,443,000円
茨城県+4.4%1.0441,481,000円1,475,000円1,468,000円
栃木県+12.2%1.1221,451,000円1,435,000円1,418,000円
群馬県-3.8%0.9621,518,000円1,524,000円1,530,000円
埼玉県+12.2%1.1221,451,000円1,435,000円1,418,000円
千葉県+12.8%1.1281,449,000円1,432,000円1,415,000円
東京都+18.7%1.1871,429,000円1,405,000円1,382,000円
神奈川県+18.0%1.1801,431,000円1,408,000円1,386,000円
新潟県+0.8%1.0081,496,000円1,495,000円1,494,000円
富山県+8.9%1.0891,463,000円1,451,000円1,439,000円
石川県+7.3%1.0731,469,000円1,459,000円1,449,000円
福井県-1.5%0.9851,507,000円1,509,000円1,511,000円
山梨県+12.5%1.1251,450,000円1,433,000円1,417,000円
長野県+0.5%1.0051,498,000円1,497,000円1,496,000円
岐阜県+5.0%1.0501,479,000円1,471,000円1,464,000円
静岡県+11.2%1.1121,455,000円1,440,000円1,424,000円
愛知県+9.2%1.0921,462,000円1,449,000円1,437,000円
三重県+6.6%1.0661,472,000円1,463,000円1,454,000円
滋賀県-1.2%0.9881,505,000円1,507,000円1,509,000円
京都府+1.8%1.0181,492,000円1,489,000円1,487,000円
大阪府+5.0%1.0501,479,000円1,471,000円1,464,000円
兵庫県-5.7%0.9431,527,000円1,536,000円1,545,000円
奈良県+4.4%1.0441,481,000円1,475,000円1,468,000円
和歌山県+1.8%1.0181,492,000円1,489,000円1,487,000円
鳥取県-8.6%0.9141,542,000円1,556,000円1,571,000円
島根県-14.8%0.8521,578,000円1,604,000円1,630,000円
岡山県-8.0%0.9201,539,000円1,552,000円1,565,000円
広島県-13.2%0.8681,568,000円1,591,000円1,614,000円
山口県-15.8%0.8421,584,000円1,613,000円1,641,000円
徳島県-11.2%0.8881,557,000円1,576,000円1,595,000円
香川県-10.6%0.8941,553,000円1,571,000円1,589,000円
愛媛県-12.2%0.8781,563,000円1,583,000円1,604,000円
高知県-11.2%0.8881,557,000円1,576,000円1,595,000円
福岡県-5.1%0.9491,524,000円1,532,000円1,540,000円
佐賀県-1.8%0.9821,508,000円1,511,000円1,514,000円
長崎県-2.8%0.9721,513,000円1,517,000円1,522,000円
熊本県-4.7%0.9531,522,000円1,530,000円1,537,000円
大分県-7.3%0.9271,535,000円1,547,000円1,559,000円
宮崎県-5.7%0.9431,527,000円1,536,000円1,545,000円
鹿児島県-4.1%0.9591,519,000円1,526,000円1,532,000円
沖縄県-3.1%0.9691,514,000円1,519,000円1,524,000円

読むときの注意

この早見表は、塗装工日額の地域差だけを機械的に当てはめたもので、見積の適正・不適正を判定するものではありません。塗料のグレード、施工面積、足場の規模、業者の利益などの影響は含まれていません。日額から㎡単価を出すこともしません。塗装工日額には現場管理費・一般管理費等の諸経費が含まれないため、見積の人件費の欄とは範囲が異なります。見積書の項目の確かめ方は見積書の内訳の見方、確かめる順番は見積を受け取った後に確かめる順番にまとめています。

各県の日額と全国平均との差の詳細は都道府県別一覧、1県ずつ調べるときは地域係数を調べるをご覧ください。

出典: 国土交通省「令和8年3月から適用する公共工事設計労務単価について」(mlit.go.jp・令和8年3月分PDF)の塗装工の列(橋りょう塗装工ではない)。確認日は2026-10-02です。全国単純平均との差、係数、引き直した金額は本サイトの計算です。

よくある質問

見積の人件費が総額の何割かは、どう決めればよいですか

見積書に人件費の欄があれば、その金額を総額で割ると割合が出ます。欄がない場合は、30%・40%・50%の3通りすべてを見て、幅で捉えます。人件費の割合は国が定めた数字ではなく、読み比べのための仮定です。

東京都で総額100万円の見積は、いくらに引き直されますか

地域係数は1.187で、人件費の割合が30%なら953,000円、40%なら937,000円、50%なら921,000円です。これは日額の地域差だけを機械的に当てはめた金額で、見積の適正・不適正を判定するものではありません。

地域係数が1より大きい県で引き直すと、金額が下がるのはなぜですか

地域係数が1.000より大きい県は、日額が全国単純平均より高い県です。引き直しでは人件費の部分だけを地域係数で割るため、金額が下がります。材料費や足場代のように地域係数をかけない部分は、そのまま残します。

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