外壁塗装の塗装工労務単価 都道府県別の地域差(令和8年度・令和8年3月適用)

令和8年度(2026年度)に参照する塗装工の労務単価は、日額25,900円(山口県)から36,500円(東京都)まで、全国単純平均30,760円に対して−15.8%〜+18.7%の幅があります。国土交通省本省の公表名は「令和8年3月から適用する公共工事設計労務単価」で、本サイトはこの適用月も併記します。見積の相場記事の多くは全国一律のレンジを示しますが、このサイトは一般の塗装工の都道府県別データで地域差を確認できるようにします。

このページは、令和8年度の塗装工日額を都道府県別に見て、見積の地域差を確かめる入口です。3月適用の改定の内容と経緯は公共工事設計労務単価 令和8年度の改定内容と塗装工の単価、用語の意味は労務単価まわりの用語集で別に説明しています。

塗装工の単価として載っているこの日額は、職人1人の1日(8時間)分の賃金で、見積書の1㎡当たりの単価とは別の種類の金額です。材料費や足場などの諸経費は含まれず、日額から㎡単価は計算できません(理由は塗装工の労務単価から1㎡あたりの労務費を出せない理由)。見積書に「人工(にんく)」と書かれている場合は、職人1人の1日分の作業量を数える表記として使われ、含まれる内容は見積書ごとに異なるため、塗装の人工単価の読み方で日額との関係を確かめられます。

足場上で住宅の外壁をローラー塗装する作業風景

塗装工の労務単価とは(定義と日額の高い県・低い県)

塗装工の労務単価とは、国が公共工事の予定価格を積算するために定める「1日(8時間)あたりの賃金」です。労働者に支払われる賃金にあたる部分で、現場管理費(事業主負担の法定福利費など)や一般管理費等の諸経費は含まれません(令和8年3月適用の公共工事設計労務単価表の注記による)。一般の塗装工の値で、橋りょう塗装工は別の列です。

塗装工日額の高い5位まで・低い5位まで(令和8年3月適用。5位が同額の県はあわせて掲載)
区分都道府県塗装工日額全国単純平均比(30,760円)
高い東京都36,500円+18.7%
神奈川県36,300円+18.0%
千葉県34,700円+12.8%
山梨県34,600円+12.5%
埼玉県34,500円+12.2%
栃木県34,500円+12.2%
低い山口県25,900円−15.8%
島根県26,200円−14.8%
広島県26,700円−13.2%
愛媛県27,000円−12.2%
徳島県27,300円−11.2%
高知県27,300円−11.2%

出典は農林水産省・国土交通省「令和8年3月から適用する公共工事設計労務単価表」で、全国単純平均は47都道府県の日額の単純平均です。47都道府県すべては都道府県別の一覧、読み方は高水準県と低水準県の見積の読み方にあります。各ページの確認日の経過は更新履歴で確認できます。

日額の読み方(3点)

状況別の入口(見積を受け取る前・受け取った直後・複数社を比較中)

見積を受け取る前

自分の県の塗装工日額と、見積に出てくる項目を先に知っておきたい方向けです。

見積を受け取った直後

手元の見積書の総額や内訳を、順番に確かめたい方向けです。

複数社を比較中

2社以上の見積を同じ条件にそろえて見比べたい方向けです。

自分の地域の係数を調べる

都道府県を選ぶと、塗装工の日額と全国平均との差が分かります。見積金額を入力すると参考レンジも表示します。

47都道府県の一覧を見る

すべての都道府県の塗装工日額と全国平均比を、高い順に一覧で確認できます。

データの出典を確認する

使用している統計の一次資料と確認日、含まれない費用について掲載しています。

令和8年3月改定の内容を確認する

公共工事設計労務単価が全国4.5%上昇・14年連続の上昇となった改定内容と、塗装工の都道府県別データとの違いを解説します。

労務費に関する基準と見積の扱いを確認する

令和7年12月に勧告された労務費に関する基準と建設業法第20条は、個人の施主による値引き交渉や見積書の内訳の請求にどう関わるのか。運用方針と条文で確認できます。

外壁塗装の見積書の内訳の見方を確認する

見積書の内訳には、材料費・労務費・安全衛生などの経費・工程ごとの日数が挙げられています。項目ごとに何を確かめられるかを、建設業法第20条と運用方針で確認できます。

地方ブロック別に塗装工日額を比べる

北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州沖縄の8ブロックで、塗装工日額の平均・最高・最低を比較できます。

福岡県の塗装工日額を見る

全国33位・九州の近隣県との差・令和5年からの推移を県単位で確認できます。愛知県・大阪府のページもあります。

愛知県の塗装工日額を見る

全国8位・静岡県など境を接する県との差・令和5年からの推移を確認できます。

大阪府の塗装工日額を見る

全国15位・京都府・兵庫県など境を接する府県との差・令和5年からの推移を確認できます。

東京都の塗装工日額を見る

全国1位・神奈川県・埼玉県・千葉県など隣接する県との差・令和5年からの推移を確認できます。

神奈川県の塗装工日額を見る

全国2位・東京都・山梨県・静岡県との差・令和5年からの推移を確認できます。

北海道の塗装工日額を見る

全国26位・青森県・岩手県との差・令和5年からの推移を確認できます。

千葉県の塗装工日額を見る

全国3位・東京都・埼玉県・茨城県との差・令和5年からの推移を確認できます。

埼玉県の塗装工日額を見る

全国5位・東京都・栃木県・群馬県との差・令和5年からの推移を確認できます。

宮城県の塗装工日額を見る

全国10位・福島県・岩手県との差・令和5年からの推移を確認できます。

広島県の塗装工日額を見る

全国45位・岡山県・島根県・山口県との差・令和5年からの推移を確認できます。

山口県の塗装工日額を見る

全国47位・広島県・島根県・福岡県との差・令和5年からの推移を確認できます。

愛媛県の塗装工日額を見る

全国44位・香川県・高知県との差・令和5年からの推移を確認できます。

沖縄県の塗装工日額を見る

全国28位・鹿児島県・長崎県との差・令和5年からの推移を確認できます。

塗装工日額の上位10県・下位10県を比べる

東京都36,500円から山口県25,900円まで、高い10県と低い10県を全国単純平均との差つきで一覧できます。

塗装工日額の水準別に都道府県を見る

28,000円未満から34,000円以上までの5つの価格帯に、47都道府県がどう分かれるかを一覧できます。

主要12都道府県の塗装工日額 早見表

東京都・愛知県・大阪府・福岡県など12都道府県の順位・全国単純平均との差・価格帯・前年からの上昇率を1枚の表で比べられます。

塗装工日額の上昇額・上昇率ランキング

令和7年3月から令和8年3月の1年間で、塗装工日額が何円・何%上がったかを、上昇率の高い10都道府県と低い10都道府県で比べられます。

塗装工日額の推移(令和5年3月〜令和8年3月)

47都道府県の塗装工日額を4時点で並べ、3年間の上昇額・上昇率を確認できます。

見積総額を地域係数で引き直す計算例

80万円・120万円・180万円の見積を5都道府県で全国平均水準に引き直した参考レンジを確認できます。

見積を受け取った後に確かめる順番

工事場所の日額、見積書の内訳の経費、労務費に関する基準、総額の引き直しの4つを、確認先のページとあわせて順に確認できます。

見積の確認メモの記入例

工事場所の日額・地域係数・内訳の確認欄を、千葉県と愛媛県の見積を例に書き込む形で確認できます。

塗装工と橋りょう塗装工の違い

労務単価表にある2つの「塗装工」の列の職種定義と、数値を引用するときの確かめ方を確認できます。

塗装工日額に含まれるもの・含まれないもの

足場や割増賃金、現場管理費が日額に含まれるかどうかを、国の表の注記と職種定義で確認できます。

外壁塗装の作業と国の職種区分の対応

塗装・足場・シーリング・屋根まわりの作業が、国の5つの職種のどの定義に当たるかを確認できます。

労務単価の構成と割増賃金の積算式

8時間当たりの単価の構成、時間外・休日・深夜の割増の式、年度内の見直しを国の本文で確認できます。

公共事業労務費調査のしくみ

労務単価のもとになる賃金調査の対象工事、調査票の作り方、地方別の標本数を国の公表資料で確認できます。

塗装工日額に必要経費を加えた参考値

国が参考値として示す必要経費込みの金額を、47都道府県の塗装工日額と並べて確認できます。

よくある質問

このサイトでは何がわかりますか

国の公共工事設計労務単価(塗装工)を、令和8年3月適用の47都道府県別に確認できます。都道府県によって最大18.7%の差があり、お住まいの県の日額が全国単純平均よりどの程度高いか低いかを、地域係数として見られます。地域係数を調べるページで県を選べます。

受け取った見積が適正か高いかを、このサイトで判定できますか

判定できません。労務単価は国が公共工事の積算に使う塗装工の日額で、現場管理費や一般管理費等の諸経費を含みません。民間の外壁塗装の見積総額の妥当性は、この数値だけでは判断できません。見積の人件費部分を県別に引き直す参考値は見積総額の引き直し計算例にあります。

㎡単価に換算して比べられますか

換算はしていません。塗装工事は市場単価で積算され、国の標準歩掛りが公的に存在しないため、日額から㎡単価を計算することはできません。詳しくは日額から㎡単価を出せない理由で説明しています。

塗装工の労務単価は日額と時給のどちらですか。見積の人件費と比べられますか

日額です。公共工事の工事費を積算するための単価で、所定労働時間内8時間あたりの賃金と、所定労働日数1日あたりの臨時の給与などの合計にあたります。見積書の人件費は、工事ごとの作業量や諸経費の入れ方で決まるため、日額と直接は比べられません。日額の読み方は塗装工の労務単価の日額と職人の年収の違い、時間あたりへの直し方は労務単価を時給として読むときの注意で説明しています。

塗装工の労務単価は1日いくらですか

令和8年3月適用の塗装工の日額は、全国単純平均が30,760円、最も高い東京都が36,500円、最も低い山口県が25,900円です。1日(8時間)あたりの賃金の額で、時給ではなく、現場管理費や一般管理費等の諸経費も含みません。

見積を受け取ったあと、どのページから読めばよいですか

見積を受け取った直後は見積を受け取った後に確かめる順番、見積書の項目の意味は外壁塗装の見積書の内訳の見方、契約前に業者へ聞く質問は契約前に業者へ確かめる質問から読めます。質問を一覧で見るには見積と地域係数のよくある質問があります。契約前・工事中・工事後の状況から確認ページを選ぶには見積・契約の確認ページ一覧が使えます。

このサイトについて

外壁塗装の相場を調べようとすると、検索結果の多くは全国一律の価格帯を示すだけで、地域差に触れているものはほとんどありません。実際には、国が公共工事の積算に使う「公共工事設計労務単価」で見ると、塗装工の日額は最も安い山口県と最も高い東京都で1.45倍近い差があります。

このサイトは、この一次資料をもとに、都道府県ごとの労務単価の差(地域係数)を確認できるようにしています。ただし、これは「見積もりが適正かどうか」を判定するものではありません。労務単価は現場管理費や一般管理費等の諸経費を含まないため、この数値だけで見積総額の妥当性を判断することはできません。地域による労務費の違いを知るための、参考情報としてご利用ください。

塗装業者の紹介・見積もり代行は行っていません。中立な立場で一次資料の情報だけを提供します。