令和8年3月適用の福岡県の塗装工日額
福岡県の塗装工日額は29,200円で、47都道府県のなかで33位です。全国の単純平均30,760円(47都道府県の塗装工日額を単純に平均した値)より約1,560円(5.1%)低い水準です。令和7年3月適用では31位でしたから、1年で2つ順位が下がっています。
下がった理由は福岡県の日額が上がらなかったからではありません。令和7年3月から令和8年3月の上昇は+900円(+3.2%)で、全国の単純平均の上昇率5.2%を下回ったため、ほかの県に抜かれました。
九州・沖縄の8県のなかでの位置
このサイトは福岡県を九州・沖縄ブロック(8県)に入れています。ブロックの単純平均は29,425円で、福岡県はそれより225円低く、8県のなかでは6位です。最高は佐賀県の30,200円、最低は大分県の28,500円で、福岡県との差はそれぞれ+1,000円と−700円です。
| 都道府県 | 令和8年3月の日額 | 福岡県との差 | 令和5年3月の日額 | 令和5年3月の福岡県との差 |
|---|---|---|---|---|
| 佐賀県 | 30,200円 | +1,000円 | 26,000円 | +600円 |
| 熊本県 | 29,300円 | +100円 | 25,600円 | +200円 |
| 福岡県 | 29,200円 | − | 25,400円 | − |
| 大分県 | 28,500円 | −700円 | 24,500円 | −900円 |
表は福岡県と境を接する佐賀県・熊本県・大分県を並べたものです。熊本県とは100円差で、福岡県の方が低い関係は令和5年3月から変わりませんが、差は200円から100円に縮まりました。大分県は福岡県より低く、令和5年3月は900円、令和8年3月は700円の差です。
令和5年3月から令和8年3月までの動き
| 適用開始 | 福岡県の塗装工日額 | 前年からの上昇額 | 前年比 | 全国での順位 |
|---|---|---|---|---|
| 令和5年3月 | 25,400円 | − | − | 32位 |
| 令和6年3月 | 26,900円 | +1,500円 | +5.9% | 32位 |
| 令和7年3月 | 28,300円 | +1,400円 | +5.2% | 31位 |
| 令和8年3月 | 29,200円 | +900円 | +3.2% | 33位 |
3年間の上昇は+3,800円(+15.0%)です。全国の単純平均は同じ3年間で+16.7%上がっているので、福岡県は全国平均より上昇が小さい県にあたります。九州・沖縄の8県で、令和7年3月から令和8年3月の上昇額が福岡県より小さいのは熊本県(+800円)だけでした。
福岡県で見積を受け取ったときの使い方
見積書に「労務費」や人工(1人が1日働く単位)の単価が書かれているときは、福岡県の日額29,200円を、国の設計用の賃金水準の目安として横に置けます。ただし見積の人工単価には、現場管理費・一般管理費・利益などが含まれることが多く、日額と同じ金額になるとは限りません。内訳の見方は外壁塗装の見積書の内訳の見方、総額を地域係数で引き直す計算は見積総額の引き直し計算例にあります。
ほかの県との並びは47都道府県の塗装工日額 一覧、九州・沖縄を含む8ブロックの比較は地方ブロック別比較、年ごとの全県の数値は塗装工日額の推移で確認できます。
この数値でできないこと
塗装工日額は、労働者に支払われる賃金に係る公共工事の設計用の単価で、所定労働時間内8時間当たりの金額です。現場管理費・一般管理費等の諸経費は含まれていません。福岡県の日額が全国平均より高い・低いことから、受け取った見積の金額が適正か不適正かを判断することはできません。外壁塗装は市場単価で積算され、国の標準歩掛りが無いため、日額から㎡単価を出すこともしません。
出典: 国土交通省「令和5年3月から適用する公共工事設計労務単価について」(mlit.go.jp・PDF)、同「令和6年3月から適用する公共工事設計労務単価について」(mlit.go.jp・PDF)、同「令和7年3月から適用する公共工事設計労務単価について」(mlit.go.jp・PDF)、同「令和8年3月から適用する公共工事設計労務単価について」(mlit.go.jp・PDF)。いずれも「塗装工」の列(橋りょう塗装工ではない)を使い、確認日は2026-10-02です。平均・差・順位・上昇率は本サイトの計算です。