処分歴を調べられる場所は2つ
建設業の許可を受けた業者への行政処分の記録は、次の2か所で確かめられます。
| 調べる場所 | 中身 |
|---|---|
| 国土交通省「ネガティブ情報等検索サイト」の建設業者 | 処分を行った者(都道府県・国土交通省・各地方整備局など)、年月、商号または名称、所在地、代表者名、処分内容、処分理由で絞って検索できます |
| 建設業者監督処分簿 | 建設業法第29条の5により、国土交通省と各都道府県が備え、公衆の閲覧に供するものです |
出典: 国土交通省 ネガティブ情報等検索サイト、e-Gov法令検索「建設業法」第29条の5(確認日 2026-10-16)。
検索サイトの使い方
- 検索サイトの事業分野から「建設工事(公共事業を含む)」、事業者から「建設業者」を選びます。
- 業者の商号(会社名)、所在地、代表者名のいずれかを入力します。入力欄は部分一致で検索でき、名前の一部だけでも引けます。
- 期間で絞るときは、「年」と「月」をセットで指定します。年だけ、月だけの指定は、条件の指定なしとして扱われます。
- 処分内容(許可取消・営業停止・指示・勧告)や処分理由でも絞れます。結果は1ページに10件まで表示され、10件を超えるとページ送りで移動します。
検索サイトが公開しているのは、最近5年分の行政処分等の情報です。期間の欄に2015年から2030年までの年が並んでいても、5年より前の処分が載っているとは限りません。情報の更新は概ね月に1回で、掲載内容が各担当部局の公告や閲覧に供している内容と異なるときは、担当部局の内容が優先されると、サイトの注意事項にあります。古い処分や最新の状況を知りたいときは、処分を行った国土交通省の地方整備局や都道府県の窓口に問い合わせます。
出典: 国土交通省 検索の使い方、同 建設業者の検索画面とご利用にあたっての注意事項(確認日 2026-10-16)。
分かること
建設業法第28条は、許可を受けた建設業者が次のような場合に、国土交通大臣または都道府県知事が指示や営業停止を命じられると定めています。
- 工事を適切に施工せず、公衆に危害を及ぼした、またはそのおそれが大きいとき
- 請負契約に関し不誠実な行為をしたとき
- 一括下請負の禁止(第22条)に違反したとき
また第29条は、一定の要件を欠いたときなどに許可を取り消すと定めています。検索サイトの処分内容の選択肢も、許可取消・営業停止・指示・勧告に分かれています。契約前に見る価値があるのは、契約に関する不誠実な行為や一括下請負など、外壁塗装の依頼者に近い理由での処分が過去にないかどうかです。
一括下請負については、一括下請負の禁止(建設業法第22条)のページで条文を整理しています。
出典: e-Gov法令検索「建設業法」第22条、第28条、第29条(確認日 2026-10-16)。
分からないこと
- 許可を受けていない業者: 検索の対象は、許可を受けた建設業者への処分の記録です。許可が要らない軽微な工事だけを請け負う業者は、許可の有無そのものを別の方法で確かめます(建設業許可が要らない工事の金額)。
- 処分に至っていない問題: 苦情や口コミは、処分の記録には出ません。公的な相談窓口は見積・契約の相談窓口で整理しています。
- 公告の範囲: 第29条の5第1項で公告が義務づけられているのは、営業停止命令(第28条第3項・第5項)と許可の取消し(第29条)などです。指示は公告の対象に書かれておらず、監督処分簿への登載の対象です(同条第3項)。
- 業者の今の状態: 過去の処分が分かっても、その後どう改善したかは、検索結果からは読み取れません。
処分歴がないことは、工事の質や契約の内容が適切であることを保証しません。処分歴があることも、それだけで今回の業者を避けるべきだと決める根拠にはなりません。判断はご自身で行い、このサイトは個別の業者を評価しません。
出典: e-Gov法令検索「建設業法」第28条、第29条の5(確認日 2026-10-16)。
契約前の確かめ方の順番
- 見積書の会社名、所在地、代表者名を控えます。
- 許可を受けた業者なら、許可番号と許可行政庁(国か都道府県か)を尋ねます。
- 国土交通省の検索サイトで、会社名の一部と代表者名を入れて検索します。会社名を変えている場合に備え、代表者名でも引いてみます。
- 出てきた処分の内容と日付を読み、気になる点は業者に直接質問します。
- 古い処分や詳しい内容は、処分を行った都道府県の窓口に、監督処分簿の閲覧を問い合わせます。
あわせて読むページです。
- 外壁塗装の現場の建設業許可票(現場で許可番号を見て確かめる方法)
- 口コミを見る前に公的窓口で確かめること
このページでできないこと
公表されている検索の使い方の紹介にとどまります。特定の業者に処分歴があるか、その業者に頼んでよいかの判定はしません。個別の見積や契約書が適正かどうかの判定も、塗装業者の紹介もしません。お住まいの県の塗装工日額は都道府県別の塗装工日額ページの一覧から確認できます。
よくある質問
外壁塗装業者の行政処分歴はどこで調べられますか
国土交通省のネガティブ情報等検索サイトの「建設業者」で、商号・所在地・代表者名の一部と処分内容などから検索できます。建設業法第29条の5は、国土交通省と都道府県に建設業者監督処分簿を備え、公衆の閲覧に供すると定めています(確認日 2026-10-16)。
処分歴が出てこなければ安心してよいですか
安心とは言えません。検索で分かるのは、許可を受けた建設業者への処分として公表された記録だけです。許可を受けていない業者や、処分に至っていない苦情は、この検索では分かりません。このサイトは個別の業者の評価をしません。
