制度のしくみ(登録されるのは団体)
住宅リフォーム事業者団体登録制度は、住宅リフォーム事業の健全な発達と、消費者が安心してリフォームを行える環境の整備を目的に、国土交通省の告示で作られました。告示の公布・施行は平成26年9月1日、一部改正は令和2年12月23日です。
- 国が登録するのは事業者個人ではなく、事業者が集まる団体です。団体を通じて構成員の業務の適正な運営を確保し、消費者への情報提供を行う仕組みです。
- 登録の有効期間は3年間です。更新は、有効期間満了の日の90日前から30日前までの間に申請します。
- 登録の要件には、構成員の事務所が2以上の都道府県にある大規模な団体であること(原則として構成員が概ね100者以上)、構成員向けの研修の体制と計画があること、相談窓口を設けていること、構成員の名称・所在地・請け負う工事の種類・建設業許可の種類をインターネットで公表し定期的に更新していることなどがあります。
登録団体と、その構成員で一定の要件を満たす事業者だけが使えるロゴマークがあると、国土交通省のページは案内しています。
登録団体が構成員に守らせる事項(見積書・書面・かし保険)
登録規程の第12条第5号は、団体が構成員に守らせる事項として次のものを挙げています。団体は、守らない構成員に指導・助言・勧告をし、勧告に従わないときは除名などの措置をとります。
| 守らせる事項 | 規程の内容 | 見積を受け取った人が確かめる点 |
|---|---|---|
| 契約書面の交付 | 請負契約の締結に際して、建設業法第19条第1項各号に掲げる事項を記載した書面を、遅滞なく注文者に交付する | 契約書に記載事項がそろっているか(契約書の記載事項) |
| 見積書の交付 | 材料費、労務費その他の経費の内訳を明らかにして見積りを行い、請負契約が成立するまでの間に見積書を交付する | 契約の前に、内訳のある見積書を受け取れているか |
| 誤認させる説明の禁止 | 契約内容について、著しく事実に相違する表示・説明や、実際より著しく有利と誤認させる表示・説明をしない | 説明と見積書・契約書の記載が食い違っていないか |
| かし保険の締結 | 下の節のとおり | 保険に入るかどうかの説明を受けたか |
| 重要事項の説明 | 契約の概要と、保険契約の締結の有無その他の重要事項を注文者に説明する | 保険の有無を、契約前に聞いているか |
| 構成員の表示 | 構成員として公表されていないのに、構成員であると表示・説明しない | 団体の公表する構成員の一覧に、その業者が載っているか |
かし保険の加入が求められる工事の金額
規程は、住宅居住者等から請け負った住宅リフォーム工事の請負代金が500万円以下で、登録団体が定める金額以上の場合、注文者があらかじめ書面で反対の意思を表示しているときを除き、住宅瑕疵担保責任保険法人が引き受ける保険に加入するよう定めています。マンションの共用部分の工事は、住戸数に100万円を乗じた金額か1億円のいずれか低い額が上限です。
- 「登録団体が定める金額」は団体ごとに違うため、このページでは数字を示せません。契約前に、その業者が所属する団体の案内で確かめます。
- 保険の保険期間や、外壁塗装で使えるかどうかはリフォームかし保険の仕組みと外壁塗装で確かめる点で整理しています。
相談窓口の位置づけ
登録団体は、構成員が行う住宅リフォーム事業についての消費者からの相談や苦情に対応する窓口を設けることが要件で、基本は電話による相談とされています。団体のホームページには、窓口の連絡先と利用方法を公表することになっています。
この団体の窓口は、その団体の構成員に関する相談を受ける窓口です。構成員かどうかに関わらず、見積書の読み方や契約の困りごとを相談できる国の窓口は見積に迷ったときの公的な相談窓口に整理しています。
契約前に確かめる点
- 業者が「登録団体の構成員」と案内しているときは、国土交通省の登録住宅リフォーム事業者団体一覧で団体が登録されているかを確かめ、団体のホームページの構成員一覧にその業者の名前があるかを確かめます。
- 見積書が契約の前に内訳つきで渡されているか、契約書面に記載事項がそろっているかを見ます。
- かし保険に入る工事かどうか、入らない場合は書面で反対の意思を示したことになるのかを、契約前に聞きます。
- 工事場所の県の塗装工日額の水準は、地域係数を調べるで確かめられます。
よくある質問
住宅リフォーム事業者団体登録制度とは何ですか
国土交通省の告示(平成26年9月1日公布・施行、令和2年12月23日一部改正)による制度で、要件を満たす事業者団体を国が登録して公表します。登録されるのは事業者ではなく団体です。確認日は2026-10-11。
登録団体の構成員の業者には、見積書について何が求められますか
登録規程第12条第5号は、団体が構成員に、材料費・労務費その他の経費の内訳を明らかにして見積りを行い、請負契約が成立するまでに見積書を交付することを守らせるよう定めています。見積書の内訳の見方は外壁塗装の見積書の内訳の見方にあります。
登録の有効期間は何年ですか
3年間です。更新するには、有効期間満了の日の90日前から30日前までに更新の申請をします。国土交通省の登録団体一覧には、各団体の登録(更新)年月日が載っています。
登録団体に所属する業者なら、相談窓口はどこですか
登録団体は、構成員が行うリフォームについての消費者からの相談に対応する窓口を設けます。基本は電話による相談とされています。団体の窓口とは別に、国の指定を受けた相談窓口として住まいるダイヤルと消費者ホットライン188があります。
口コミ・評判の星の数を見る前に公的な窓口で確かめられることは口コミ・評判の星の数を見る前に公的な窓口で確かめられることにあります。
このページでできないこと
本サイトは、制度の公式案内と登録規程を整理するだけです。特定の団体や業者が規程を守っているかの判定、個別の見積の適正・不適正の判定、団体や業者の紹介・あっせんはしません。団体の登録状況は更新や抹消で変わるため、最新は国土交通省のページで確かめてください。
出典: 国土交通省「住宅リフォーム事業者団体登録制度」(mlit.go.jp)、同「住宅リフォーム事業者団体の登録について」(PDF)、同「住宅リフォーム事業者団体登録規程」と運用の解説(PDF)。確認日は2026-10-11。
次に読む2ページ
- 見積に迷ったときの公的な相談窓口
- リフォームかし保険の仕組みと外壁塗装で確かめる点
