リフォームかし保険の仕組みと外壁塗装で確かめる点(保険期間・登録事業者)

国土交通省と住宅瑕疵担保責任保険協会の公式ページから、リフォームかし保険の仕組みと保険期間をまとめました。外壁塗装の契約前に確かめる点も示します。

足場上で住宅の外壁をローラー塗装する作業風景

リフォームかし保険の仕組み

国土交通省は、リフォームかし保険を「リフォーム時の検査と保証がセットになった保険制度」と説明しています。保険は、国土交通大臣が指定した住宅専門の保険会社(住宅瑕疵担保責任保険法人)が引き受けます。現在は5法人が指定され、事業者はこの中から自由に選んで保険契約を締結できます。

出典: 国土交通省「リフォームかし保険について」(確認日 2026-10-10)。

対象となる住宅と保険期間

住宅瑕疵担保責任保険協会によると、リフォームかし保険の対象は、戸建住宅(併用住宅を除く)、延床面積500平方メートル未満かつ階数3以下の共同住宅、およびそれ以外の共同住宅の専有部分です。保険対象はリフォーム工事を実施した全ての部分とされています。

保険対象部分保険期間保険金を支払う場合
構造耐力上主要な部分5年間基本的な構造耐力性能を満たさない場合
雨水の浸入を防止する部分5年間防水性能を満たさない場合(例: 雨漏りが発生した場合)
上記以外のリフォーム工事実施部分1年間社会通念上必要とされる性能を満たさない場合

協会は、リフォーム工事では新築住宅と異なり長期間の保証義務がなく(民法上の保証義務のみ)、保証が1年間のみになる場合があることが、この保険がつくられた背景だと説明しています。出典: 住宅瑕疵担保責任保険協会「お住まいのメンテナンス・リフォームをお考えの方」、同「リフォームのかし保険」(確認日 2026-10-10)。

保険期間の当てはめ例

上の表を、工事完了からの年数に当てはめた例です。保険に加入している工事であることが前提で、年数は説明のための仮の数字です。どの部分がどの区分にあたるかは、保険法人と登録事業者に確かめてください。

場面表の当てはめ保険期間との比較
工事完了から3年後に、雨水の浸入を防止する部分で雨漏りが出た雨水の浸入を防止する部分は5年間5年以内
工事完了から2年後に、上記以外のリフォーム工事実施部分で不具合が出た上記以外の部分は1年間1年を超えている
工事完了から半年後に、上記以外のリフォーム工事実施部分で不具合が出た上記以外の部分は1年間1年以内
欠陥が見つかった時点で、工事をした事業者が倒産していた事業者が倒産等の場合は、保険金が発注者に支払われる―

保険期間の内でも、保険金が支払われるのは、表の「保険金を支払う場合」にあたるときです。不具合が出たときは、まず契約した事業者と、加入した保険法人の窓口へ連絡します。

外壁塗装の工事で使えるか確かめる点

省エネ改修を伴うリフォームでは、保険とは別に税の特例があります。塗装だけの工事で使えるかを含め、期限と要件は外壁塗装とリフォーム減税で整理しています。

施主が塗料を買って渡す場合の契約書の書き方と責任の分かれ方は塗料の施主支給で契約前に確かめる点にあります。

このページでできないこと

国と協会の公式ページが説明する仕組みの紹介にとどまります。保険会社や業者の紹介・比較はしません。個別の見積や契約書が適正かどうかの判定はしません。塗装業者の紹介もしません。お住まいの県の塗装工日額は都道府県別の塗装工日額ページの一覧から確認できます。

よくある質問

リフォームかし保険は、誰が加入するのですか

加入するのは事業者です。保険に加入する事業者は保険法人へ事業者登録をする必要があり、加入を希望する発注者は登録事業者の中から事業者を探して依頼します(国土交通省「リフォームかし保険について」。確認日 2026-10-10)。

リフォームかし保険の保険期間は何年ですか

構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分は5年間、それ以外のリフォーム工事実施部分は1年間です(住宅瑕疵担保責任保険協会。確認日 2026-10-10)。

このサイトで、保険を使える業者を紹介してもらえますか

紹介はしません。登録事業者は、住宅瑕疵担保責任保険協会の検索ページで調べられます。

かし保険の加入を団体が構成員に求める仕組みは住宅リフォーム事業者団体登録制度とはにあります。契約前の制度をまとめて見るときは契約前に確かめる制度の早見表です。

工事の途中で業者が倒産した場合に前払い金と未完成の工事を契約前に確かめる点は外壁塗装の業者が工事中に倒産したときにあります。