北海道の塗装工日額(令和8年3月適用 30,100円・全国26位)

外壁塗装の見積を北海道で受け取った人向けに、国の公共工事設計労務単価にある塗装工日額を、全国の順位・東北の青森県と岩手県との差・令和5年からの推移で整理しました。

令和8年3月適用の北海道の塗装工日額

北海道の塗装工日額は30,100円で、47都道府県のなかで26位です。全国の単純平均30,760円(47都道府県の塗装工日額を単純に平均した値)より約660円(2.1%)低い水準です。

近い金額の県は、1つ上の25位が佐賀県の30,200円、1つ下の27位が長崎県の29,900円、28位が沖縄県の29,800円です。北海道の前後は100円から300円刻みで並んでおり、数百円の差で順位が動く中位の水準です。

青森県・岩手県との差

北海道は陸続きの隣県がありません。そこで、津軽海峡をはさんで向かい合う青森県と、その南の岩手県を並べます。北海道は、令和5年3月から令和8年3月まで4時点すべてで、この2県より高い水準です。

都道府県令和5年3月令和6年3月令和7年3月令和8年3月
北海道26,100円27,800円29,000円30,100円
青森県23,900円25,400円26,500円27,400円
北海道との差(青森県)+2,200円+2,400円+2,500円+2,700円
岩手県24,900円26,500円27,500円28,500円
北海道との差(岩手県)+1,200円+1,300円+1,500円+1,600円

北海道との差は、青森県が2,200円から2,700円へ、岩手県が1,200円から1,600円へ、毎年少しずつ広がっています。3年間の上昇額は、北海道の+4,000円に対して青森県が+3,500円、岩手県が+3,600円で、北海道のほうが大きく上がったためです。

令和5年3月から令和8年3月までの動き

適用開始北海道の塗装工日額前年からの上昇額前年比全国での順位全国単純平均との差
令和5年3月26,100円−−23位−1.0%
令和6年3月27,800円+1,700円+6.5%22位−0.1%
令和7年3月29,000円+1,200円+4.3%23位−0.8%
令和8年3月30,100円+1,100円+3.8%26位−2.1%

3年間の上昇は+4,000円(+15.3%)です。全国の単純平均は同じ3年間で+16.7%上がっているので、率では下回ります。上昇率の順位は47都道府県のなかで37位です。

動きは年ごとに違います。令和6年3月は+6.5%で、全国の+5.6%を上回り、全国単純平均との差は−0.1%(34円)までほぼ消えました。その後の2年は+4.3%(全国+5.0%)、+3.8%(全国+5.2%)と全国を下回り、令和8年3月の順位は26位まで下がりました。全国単純平均との差も、−0.1%から−2.1%へ広がっています。

北海道で見積を受け取ったときの使い方

見積書に「労務費」や人工(1人が1日働く単位)の単価が書かれているときは、北海道の日額30,100円を、国の設計用の賃金水準の目安として横に置けます。ただし見積の人工単価には、現場管理費・一般管理費・利益などが含まれることが多く、日額と同じ金額になるとは限りません。内訳の見方は外壁塗装の見積書の内訳の見方、総額を地域係数で引き直す計算は見積総額の引き直し計算例にあります。

ほかの県との並びは47都道府県の塗装工日額 一覧、8ブロックの比較は地方ブロック別比較(北海道は1道だけで1ブロックです)、年ごとの全県の数値は塗装工日額の推移、上昇率の順位は塗装工日額の上昇ランキングで確認できます。水準が近い県を探すときは水準別 都道府県一覧が使えます。

この数値でできないこと

塗装工日額は、労働者に支払われる賃金に係る公共工事の設計用の単価で、所定労働時間内8時間当たりの金額です。現場管理費・一般管理費等の諸経費は含まれていません。北海道の日額が全国平均より低いことから、受け取った見積の金額が適正か不適正かを判断することはできません。外壁塗装は市場単価で積算され、国の標準歩掛りが無いため、日額から㎡単価を出すこともしません。

出典: 国土交通省「令和5年3月から適用する公共工事設計労務単価について」(mlit.go.jp・PDF)、同「令和6年3月から適用する公共工事設計労務単価について」(mlit.go.jp・PDF)、同「令和7年3月から適用する公共工事設計労務単価について」(mlit.go.jp・PDF)、同「令和8年3月から適用する公共工事設計労務単価について」(mlit.go.jp・PDF)。いずれも「塗装工」の列(橋りょう塗装工ではない)を使い、確認日は2026-10-06です。平均・差・順位・上昇率は本サイトの計算です。