大阪府の塗装工日額(令和8年3月適用 32,300円・全国15位)

外壁塗装の見積を大阪府で受け取った人向けに、国の公共工事設計労務単価にある塗装工日額を、全国の順位・境を接する府県との差・令和5年からの推移で整理しました。

令和8年3月適用の大阪府の塗装工日額

大阪府の塗装工日額は32,300円で、47都道府県のなかで15位です(岐阜県と同額)。全国の単純平均30,760円(47都道府県の塗装工日額を単純に平均した値)より約1,540円(5.0%)高い水準です。

令和7年3月適用では14位でしたから、順位は1つ下がりました。日額は令和7年3月から+1,800円(+5.9%)上がり、上昇率は全国の単純平均5.2%を上回っています。それでも順位が下がったのは、令和8年3月に上昇率7.7%と大きく上がった岐阜県が、大阪府と同額に並んだためです。

近畿の7府県と、境を接する府県との位置

このサイトは大阪府を近畿ブロック(7府県)に入れています。三重県を近畿に含めた区分で、ブロックの単純平均は31,314円です。大阪府はそれより986円高く、7府県のなかでは三重県(32,800円)に次ぐ2位です。

大阪府と境を接するのは京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県です。

都道府県令和8年3月の日額大阪府との差令和5年3月の日額令和5年3月の大阪府との差
大阪府32,300円−27,500円−
奈良県32,100円−200円27,400円−100円
京都府31,300円−1,000円26,800円−700円
和歌山県31,300円−1,000円26,700円−800円
兵庫県29,000円−3,300円24,700円−2,800円

同じ大阪府の隣でも、兵庫県とは3,300円の差があり、奈良県とは200円差です。令和5年3月と比べると、兵庫県との差は2,800円から3,300円に広がりました。大阪府の方が3年間の上昇が500円大きかったためです。工事をする場所が大阪府か兵庫県かで、国の設計用の賃金水準は同じ近畿でも3,000円以上違います。

令和5年3月から令和8年3月までの動き

適用開始大阪府の塗装工日額前年からの上昇額前年比全国での順位
令和5年3月27,500円−−16位
令和6年3月29,000円+1,500円+5.5%14位
令和7年3月30,500円+1,500円+5.2%14位
令和8年3月32,300円+1,800円+5.9%15位

3年間の上昇は+4,800円(+17.5%)で、全国の単純平均の+16.7%をやや上回ります。順位は令和5年3月が16位、令和6年3月から令和7年3月が14位、令和8年3月が15位と、14位から16位のあいだで動いてきました。

大阪府で見積を受け取ったときの使い方

見積書に「労務費」や人工(1人が1日働く単位)の単価が書かれているときは、大阪府の日額32,300円を、国の設計用の賃金水準の目安として横に置けます。ただし見積の人工単価には、現場管理費・一般管理費・利益などが含まれることが多く、日額と同じ金額になるとは限りません。内訳の見方は外壁塗装の見積書の内訳の見方、総額を地域係数で引き直す計算は見積総額の引き直し計算例にあります。

ほかの府県との並びは47都道府県の塗装工日額 一覧、近畿を含む8ブロックの比較は地方ブロック別比較、価格帯ごとの分け方は水準別 都道府県一覧で確認できます。

この数値でできないこと

塗装工日額は、労働者に支払われる賃金に係る公共工事の設計用の単価で、所定労働時間内8時間当たりの金額です。現場管理費・一般管理費等の諸経費は含まれていません。大阪府の日額が全国平均より高い・低いことから、受け取った見積の金額が適正か不適正かを判断することはできません。外壁塗装は市場単価で積算され、国の標準歩掛りが無いため、日額から㎡単価を出すこともしません。

出典: 国土交通省「令和5年3月から適用する公共工事設計労務単価について」(mlit.go.jp・PDF)、同「令和6年3月から適用する公共工事設計労務単価について」(mlit.go.jp・PDF)、同「令和7年3月から適用する公共工事設計労務単価について」(mlit.go.jp・PDF)、同「令和8年3月から適用する公共工事設計労務単価について」(mlit.go.jp・PDF)。いずれも「塗装工」の列(橋りょう塗装工ではない)を使い、確認日は2026-10-02です。平均・差・順位・上昇率は本サイトの計算です。