工事日数と工程表で、契約前に業者へ確かめる4項目
見積書に工事日数や工程表が付いているかは、業者によって違います。次の4項目を業者に聞き、答えを書面に残します。これは業者の適否を決める表ではなく、聞き漏らしを防ぐための項目です。
| 項目 | 業者に聞く言葉 | 答えの読み方 |
|---|---|---|
| 工程表の有無 | 「工程表は契約前にもらえますか。見積書に日数は書かれますか」 | 建設業法第20条第1項は、建設業者に、工事の工程ごとの作業とその準備に必要な日数を記載した見積書を作るよう努めることを求めています。努力義務なので、書かれていないときは、工程表か日数を書面でもらえるかを聞きます。 |
| 工程ごとの日数 | 「足場・洗浄・下地処理・下塗り・中塗り・上塗り・足場解体は、それぞれ何日ですか」 | 工程の名前と順番は下塗り・中塗り・上塗りの確かめ方で、下地の補修の工程は工事中の工程ごとの確認で確かめられます。合計の日数が、各工程の日数の足し算と合うかを見ます。 |
| 乾燥時間 | 「塗り重ねの前に、乾かす時間はどう取りますか。雨の日は作業をしますか」 | 乾燥の間隔は塗料の製品ごとに塗料メーカーの資料で示されます。気温・湿度の条件は季節と気温・湿度の施工条件に、雨天のときの日数と費用の取り決めは雨天・悪天候で工期が延びたときの取り決めにあります。 |
| 作業人数 | 「1日に何人が入りますか。日数に人数を掛けた数が見積の人工と合いますか」 | 労務費の行の人数と日数は、人工(にんく)と日当で読みます。読み方は見積書の人工・日当の読み方にあります。 |
出典: e-Gov法令検索「建設業法」第20条第1項(確認日 2026-10-12)。
工期を書面に書く根拠
建設業法第19条第1項第3号は、工事着手の時期と完成の時期を、契約書面に書くと定めています。同項第4号は、工事を施工しない日または時間帯の定めをするときは、その内容を書くとしています。工程表は、この着手と完成の間を工程ごとに区切って見せる書類です。契約書に書く事項の全体は外壁塗装の契約書に書く事項にあります。出典: e-Gov法令検索「建設業法」第19条第1項(確認日 2026-10-12)。
工程表への書き方の例
次は、工程表や見積書の備考に書いてもらう形を示すこのサイトの例で、標準の書式にある文言ではありません。
| 書く事項 | 書き方の例 |
|---|---|
| 工程と日数 | 足場○日、洗浄○日、下地処理○日、下塗り○日、中塗り○日、上塗り○日、足場解体○日、合計○日とする。 |
| 乾燥 | 塗り重ねの間隔は、使用する塗料メーカーの資料の定めに従う。 |
| 人数 | 1日あたりの作業人数は○人とする。 |
| 変更 | 天候や追加工事で日程が変わるときは、変更後の工程表を書面で渡す。 |
○の部分は、業者と相談して数字を入れます。
時間外労働の上限規制や週休2日が工期に関わる点は建設業の時間外労働の上限規制と週休2日が外壁塗装の工期・見積の日数に関わる点にまとめています。夏の暑い時期の作業時間帯と工期の関係は外壁塗装の熱中症対策の義務化(2025年6月1日施行)と見積・工期で確かめる点にあります。
工事が約束の日より遅れたときの民法の定めと、契約書の日額・天候・延長の条項の確かめ方は工期の遅れと遅延損害金にあります。
このページでできないこと
外壁塗装の工事日数が何日なら普通か、という基準は、このサイトでは確かめられませんでした。工事日数は建物の大きさ、足場、下地の状態、塗料の種類、人数で変わり、個別の日数や見積が適切かどうかの判定はできません。住宅の見積書に工程表を付ける義務を定めた規定も、このページでは確かめていません。塗装工事は市場単価で積算され、国の標準歩掛りが公的に存在しないため、日数と人数から1平方メートルあたりの単価も出しません。契約前の質問の全体は契約前に業者へ聞く質問リストにあります。
工程表の日ごとに、洗濯物・在宅の要否・室外機などの暮らしへの影響を聞く点は外壁塗装の工事中の暮らしへの影響の確認点にあります。
よくある質問
外壁塗装の見積に工程表は付いていますか
付くかどうかは業者によって違います。建設業法第20条第1項は、工程ごとの作業とその準備に必要な日数を記載した見積書を作るよう努めることを求めていますが、努力義務です。付いていないときは、工程表か日数を書面でもらえるかを聞きます。
工事日数が何日なら適正ですか
このサイトでは判定しません。日数は建物の大きさ、足場、下地の状態、塗料、人数で変わります。見積書の日数が各工程の日数の足し算と合うか、人数と日数が人工と合うかを確かめます。
乾燥時間は工程表にどう書かれますか
塗り重ねの間隔は塗料の製品ごとにメーカーの資料で示されます。工程表に間隔が書かれているか、使う塗料の資料の定めに従うと書いてもらえるかを、契約前に業者へ聞きます。
