塗装工と普通作業員の日額差を47都道府県で比較(令和8年3月適用)

塗装工と普通作業員の日額を47都道府県の表にして、差額の幅と、見積の人件費を読むときの注意を確認できます。

足場上で住宅の外壁をローラー塗装する作業風景

塗装工と普通作業員の日額差を、同じ国の表で並べる

見積書に「職人」と「補助」の人件費が分かれて書かれているとき、補助の側の水準は何を見ればよいのか、という疑問があります。国の公共工事設計労務単価の表には、塗装工のほかに、人力で資材の運搬や片付けをする補助的業務の職種として普通作業員の列があります。このページは、令和8年3月適用の同じ表から、この2つの日額を47都道府県で並べたものです。

日額は、所定労働時間内8時間あたりの賃金の水準で、法定福利費の事業主負担分などの諸経費は含まれません。国は注記で、普通作業員の単価にも建設会社の現場管理費や一般管理費は含まれないと例示しています。

出典: 国土交通省「令和8年3月から適用する公共工事設計労務単価について」の都道府県別・職種別の単価表(確認日 2026-10-19)。塗装工は同表の「塗装工」列(橋りょう塗装工ではない)、普通作業員は「普通作業員」列です。

国の定義で見る、塗装工と普通作業員の違い

足場の組立・解体の職種との関係は外壁塗装の作業と国の職種区分で整理しています。見積の足場代の読み方は見積の足場の項目を契約前に確かめる点にあります。

47都道府県の塗装工と普通作業員の日額

47都道府県の単純平均は、塗装工が30,760円、普通作業員が23,534円で、平均の差は7,226円です。差額が最も小さいのは香川県の2,500円、最も大きいのは山形県の10,400円です。塗装工が普通作業員の何倍かでみると、香川県の約1.10倍から鳥取県の約1.54倍までです(単純平均、差額、倍率は本サイトの計算)。

都道府県塗装工日額(8時間)普通作業員日額(8時間)差額(塗装工-普通作業員)
北海道30,100円21,500円8,600円
青森県27,400円22,200円5,200円
岩手県28,500円23,700円4,800円
宮城県33,400円23,600円9,800円
秋田県29,600円22,500円7,100円
山形県32,900円22,500円10,400円
福島県33,300円23,700円9,600円
茨城県32,100円25,400円6,700円
栃木県34,500円24,300円10,200円
群馬県29,600円25,300円4,300円
埼玉県34,500円25,900円8,600円
千葉県34,700円25,500円9,200円
東京都36,500円27,000円9,500円
神奈川県36,300円26,800円9,500円
新潟県31,000円24,300円6,700円
富山県33,500円26,100円7,400円
石川県33,000円27,000円6,000円
福井県30,300円21,900円8,400円
山梨県34,600円26,900円7,700円
長野県30,900円24,600円6,300円
岐阜県32,300円25,400円6,900円
静岡県34,200円26,600円7,600円
愛知県33,600円25,200円8,400円
三重県32,800円24,500円8,300円
滋賀県30,400円23,300円7,100円
京都府31,300円24,400円6,900円
大阪府32,300円23,800円8,500円
兵庫県29,000円24,100円4,900円
奈良県32,100円24,000円8,100円
和歌山県31,300円24,200円7,100円
鳥取県28,100円18,200円9,900円
島根県26,200円19,700円6,500円
岡山県28,300円21,500円6,800円
広島県26,700円22,200円4,500円
山口県25,900円20,500円5,400円
徳島県27,300円24,100円3,200円
香川県27,500円25,000円2,500円
愛媛県27,000円21,500円5,500円
高知県27,300円21,900円5,400円
福岡県29,200円24,100円5,100円
佐賀県30,200円20,700円9,500円
長崎県29,900円21,900円8,000円
熊本県29,300円22,100円7,200円
大分県28,500円21,000円7,500円
宮崎県29,000円20,300円8,700円
鹿児島県29,500円21,900円7,600円
沖縄県29,800円23,300円6,500円

最も高い普通作業員は東京都の27,000円、最も低いのは鳥取県の18,200円です。差額は公表された2つの金額から本サイトが計算した値で、国が示す数字ではありません。

この差額を見積書と比べるときの注意

軽機械を扱う特殊作業員や、清掃・片付けの軽作業員との日額差は塗装工と特殊作業員・軽作業員の日額差を47都道府県で比較にあります。

人件費の項目の読み方は外壁塗装の見積書の内訳の見方、必要経費を加えた国の参考値は塗装工の日額と必要経費込みの参考値、日額に含まれるものは塗装工日額に含まれるもの・含まれないもので確認できます。

塗装工と普通作業員の日額差に関するよくある質問

普通作業員とは、外壁塗装のどの作業の人ですか

国の職種定義では、普通の技能で人力による資材等の積込み・運搬・片付けなどの補助的業務を行う人です。外壁塗装の見積の「補助」「養生」「片付け」といった項目が、この職種の単価で積算されるとは書かれていません。国の表は公共工事の職種を定義したもので、民間の見積の項目名とは対応しません。

塗装工と普通作業員の日額はどれくらい違いますか

令和8年3月適用では、47都道府県の単純平均が塗装工30,760円、普通作業員23,534円で、差額は香川県の2,500円から山形県の10,400円までです(単純平均と差額は本サイトの計算)。

塗装工の日額に足場の組立解体の人は含まれますか

含まれません。国の塗装工の定義は、塗装作業上必要となる足場の組立または解体に従事するものを除いています。足場の人件費は塗装工の日額とは別の職種の話になります。

普通作業員の日額で、見積の補助人員の人件費を判定できますか

できません。見積の補助人員が普通作業員にあたるかは国の資料からは分かりません。日額は賃金のみで、現場管理費や一般管理費は含まれません。個別の見積の適否は判定できません。

出典: 国土交通省「令和8年3月から適用する公共工事設計労務単価について」(確認日 2026-10-19)。

このページでできないこと

見積書の金額が適正かどうかの判定や、業者の紹介は行いません。お住まいの県の塗装工日額は都道府県別の塗装工日額ページの一覧から確認できます。たとえば東京都、愛知県、大阪府のページがあります。

日額に諸経費が含まれるかどうかは、外壁塗装の見積と地域係数のよくある質問の「塗装工日額に諸経費は含まれますか」でも確認できます。