はつり工の労務単価を47都道府県で比較

はつり工の日額は、47都道府県の単純平均が30,806円、最高が栃木県の31,700円、最低が沖縄県の29,800円です。塗装工の日額と並べた表で確かめられます。

足場上で住宅の外壁をローラー塗装する作業風景

はつり工の日額と、外壁の浮き部の撤去・補修の見積との関係

外壁塗装の見積書には、浮いたり剥がれたりした外壁の部分を撤去して補修する項目が並ぶことがあります。国の公共工事設計労務単価では、壁面を削り取る作業ははつり工という職種で説明されています。塗装工とは別の職種として、はつり工の日額が公表されています。

はつり工の職種の説明は、はつり作業について相当程度の技能を有し、コンクリート、石れんが、タイル等の建築物壁面のはつり取り(はつり仕上げを除く)と、建築物の床または壁の穴あけを主体的業務とするもの(建築物を対象とするものに限る)、という内容です。モルタルは説明に書かれていません。見積書のどの行がどの職種の作業なのかは、国の表だけでは決められません。

はつり工の日額は、8時間分の賃金だけの金額です。見積書の撤去・補修の行は、補修材料や廃材の処分費などを含む項目の場合があり、この賃金だけの日額とは同じ種類の金額ではありません。共通の読み方は職種別の労務単価の比較に、自分の県の塗装工の水準は都道府県別の地域係数にあります。

出典: 農林水産省・国土交通省「令和8年3月から適用する公共工事設計労務単価表」(令和8年2月公表)の注記と職種定義 37 はつり工。確認日は2026-11-08です。

47都道府県のはつり工日額と塗装工日額

はつり工の日額は、47都道府県の単純平均が30,806円です。最も高いのは栃木県の31,700円、最も低いのは沖縄県の29,800円です(単純平均は本サイトの計算)。塗装工の単純平均30,760円と比べると、はつり工のほうが低い県が20県、高い県が25県、同額の県が2県です。はつり工のほうが塗装工より高い差が最も大きいのは山口県の5,200円、低い差が最も大きいのは東京都の5,300円です。

都道府県はつり工日額(8時間)塗装工日額(8時間)差(はつり工−塗装工)
北海道31,400円30,100円+1,300円
青森県30,500円27,400円+3,100円
岩手県30,400円28,500円+1,900円
宮城県30,200円33,400円−3,200円
秋田県30,500円29,600円+900円
山形県30,500円32,900円−2,400円
福島県30,600円33,300円−2,700円
茨城県31,000円32,100円−1,100円
栃木県31,700円34,500円−2,800円
群馬県31,300円29,600円+1,700円
埼玉県31,200円34,500円−3,300円
千葉県31,200円34,700円−3,500円
東京都31,200円36,500円−5,300円
神奈川県31,100円36,300円−5,200円
新潟県31,000円31,000円±0円
富山県31,500円33,500円−2,000円
石川県31,600円33,000円−1,400円
福井県30,700円30,300円+400円
山梨県31,400円34,600円−3,200円
長野県31,400円30,900円+500円
岐阜県31,000円32,300円−1,300円
静岡県31,000円34,200円−3,200円
愛知県30,800円33,600円−2,800円
三重県31,200円32,800円−1,600円
滋賀県30,600円30,400円+200円
京都府30,600円31,300円−700円
大阪府30,600円32,300円−1,700円
兵庫県30,600円29,000円+1,600円
奈良県30,600円32,100円−1,500円
和歌山県30,600円31,300円−700円
鳥取県30,600円28,100円+2,500円
島根県31,000円26,200円+4,800円
岡山県30,900円28,300円+2,600円
広島県30,800円26,700円+4,100円
山口県31,100円25,900円+5,200円
徳島県31,000円27,300円+3,700円
香川県31,200円27,500円+3,700円
愛媛県30,800円27,000円+3,800円
高知県30,700円27,300円+3,400円
福岡県30,200円29,200円+1,000円
佐賀県30,300円30,200円+100円
長崎県30,400円29,900円+500円
熊本県30,000円29,300円+700円
大分県30,500円28,500円+2,000円
宮崎県30,300円29,000円+1,300円
鹿児島県30,300円29,500円+800円
沖縄県29,800円29,800円±0円

はつり工の列は、同じ表の「山林砂防工」から「タイル工」までの10列のうち、見出し「はつり工」の下の値です(空欄のある県があるため、列の位置は見出しの位置と突き合わせて確認しました。同じ位置取りで取った防水工の47値が既存ページの値と全件一致することも確認しています)。塗装工は一般の塗装工の表の値で、橋りょう塗装工ではありません。差は公表された2つの金額から本サイトが計算した値です。

この表を外壁補修の見積と比べるときの注意

はつり工の日額についてよくある質問

はつり工の日額は、外壁の浮き部の撤去・補修費の見積額の目安になりますか

目安にはなりません。はつり工の日額は、職人に支払われる賃金の水準です。国の資料の注記で、現場管理費や一般管理費などの諸経費は含まれないとされています。補修材料や廃材の処分の費用も賃金ではないため含まれません。見積書の撤去・補修の行と同じ種類の金額ではありません。

モルタル外壁の浮き部の撤去は、はつり工の仕事ですか

国の表だけでは決められません。はつり工の説明は、コンクリート、石れんが、タイル等の建築物壁面のはつり取り(はつり仕上げを除く)と、建築物の床または壁の穴あけで、モルタルは書かれていません。モルタルの壁材料を使う壁塗りは左官の説明にあります。実際にどの職人が行うかは、施工する会社ごとに違います。

はつり工の日額から、浮き部の撤去の1平方メートル当たりの単価を計算できますか

計算できません。はつり工の日額は賃金の水準で、面積当たりの単価には直せません。1日に進む量の国の標準を確認できていないためです。見積書の撤去の行が面積や一式で書かれていても、この表と直接比べることはできません。

続けて読むページ

塗装工の47都道府県の日額と平均との差はトップページの表にあります。モルタル壁の補修や下地に関わる左官工の日額は左官工の労務単価を47都道府県で比較、外壁塗装の作業が国のどの職種に当たるかは外壁塗装の作業と国の職種区分にあります。見積書の補修の項目の読み方はひび割れ補修の見積項目の契約前の確認点と再塗装の見積で塗膜の剥がれ・浮きを確認する点で確認できます。

このページでできないこと

見積書の撤去・補修の金額が適正かどうかの判定や、業者の紹介は行いません。

次に確認するページ

塗装工の日額を自分の県で確かめたい方向けです。